【レポート】第４回時事問題講座「淀川の環境改善の取り組み」

１０月（がつ）９日（にち）（土）（ど）時事（じじ）問題（もんだい）講座（こうざ）の第（だい）４回（かい）「淀川（よどがわ）の環境（かんきょう）改善（かいぜん）の取（と）り組（く）み」を会場（かいじょう）（おおさかＡＴＣグリーンエコプラザ）及（およ）びオンラインで実施（じっし）しました。

講師（こうし）は、淀川（よどがわ）管内（かんない）河川（かせん）レンジャーアドバイザーの池宮（いけみや）　實（みのり）さんです。

はじめに河川（かせん）レンジャーの紹介（しょうかい）がありました。
河川（かせん）レンジャーは、川（かわ）と地域（ちいき）住民（じゅうみん）を結（むす）ぶ「架（か）け橋（はし）」となり、なおかつ住民（じゅうみん）の意見（いけん）を行政（ぎょうせい）へ反映（はんえい）させるという役割（やくわり）を担（にな）っています。
具体的（ぐたいてき）には、「川（かわ）の歴史（れきし）・文化（ぶんか）を普及（ふきゅう）・啓発（けいはつ）する活動（かつどう）」「防災（ぼうさい）・減災（げんさい）の推進（すいしん）を図（はか）る活動（かつどう）」「川（かわ）の環境（かんきょう）保全（ほぜん）を図（はか）る活動（かつどう）」「川（かわ）の管理（かんり）を支援（しえん）する活動（かつどう）」に取（と）り組（く）んでいます。

次（つぎ）にパワーポイントの資料（しりょう）をもとに淀川（よどがわ）の歴史（れきし）、河川（かせん）環境（かんきょう）、環境（かんきょう）保全（ほぜん）について講義（こうぎ）を受（う）けました。
今（いま）、問題（もんだい）になっているのはゴミの不法（ふほう）投棄（とうき）です。ゴミの中（なか）には、プラスチック製品（せいひん）も大量（たいりょう）に混（ま）ざっており、海（うみ）へ流（なが）れていきます。プラスチックは無（な）くなることはなく、微細（びさい）化（か）され漂（ただよ）い続（つづ）けます。

淀川（よどがわ）河川（かせん）事務所（じむしょ）、淀川（よどがわ）河川（かせん）レンジャーでは、このような現状（げんじょう）を流域（りゅういき）のみなさんに知（し）っていただき、ゴミの不法（ふほう）投棄（とうき）をなくしていこうと取（と）り組（く）んでおり、年（とし）に一回（かい）、淀川（よどがわ）全域（ぜんいき）での清掃（せいそう）活動（かつどう）を実施（じっし）しています。

写真（しゃしん）は会場（かいじょう）で講師（こうし）の話（はなし）に聴（き）き入（い）る参加者（さんかしゃ）の様子（ようす）。

池宮（いけみや）講師（こうし）の「淀川（よどがわ）の上流（じょうりゅう）・中流（ちゅうりゅう）・下流（かりゅう）・支（ささえ）川（がわ）など、流域（りゅういき）ごとに特徴（とくちょう）ある生物（せいぶつ）の生息（せいそく）・生育（せいいく）空間（くうかん）が今（いま）でもあります。特徴（とくちょう）ある生物（せいぶつ）の生息（せいそく）・生育（せいいく）空間（くうかん）の保全（ほぜん）と再生（さいせい）に努（つと）め、豊（ゆた）かな自然（しぜん）環境（かんきょう）を守（まも）り、淀川（よどがわ）と地域（ちいき）が良好（りょうこう）な関係（かんけい）を築（きず）くことが淀川（よどがわ）の環境（かんきょう）保全（ほぜん）につながると思（おも）っていますので淀川（よどがわ）の環境（かんきょう）・生物（せいぶつ）多様性（たようせい）をみなさんで守（まも）ってください」との言葉（ことば）に参加者（さんかしゃ）のみなさんは深（ふか）くうなずいていました。

参加者（さんかしゃ）のみなさんからは「淀川（よどがわ）の歴史（れきし）を色々（いろいろ）、教（おし）えていただきありがとうございます。私（わたし）の地元（じもと）は大和川（やまとがわ）、石川（いしかわ）の近所（きんじょ）ですので、同（おな）じような活動（かつどう）が広（ひろ）がればいいと思（おも）います」「支（ささえ）川（がわ）はまさに生活（せいかつ）環境（かんきょう）につながっている川（かわ）だと思（おも）います」などの感想（かんそう）が寄（よ）せられました。
また、多（おお）くの質問（しつもん）にも丁寧（ていねい）にお答（こた）えいただき、淀川（よどがわ）の歴史（れきし）・自然（しぜん）環境（かんきょう）・そこを守（まも）る地域（ちいき）の人（ひと）たちがいることを知（し）ることができた講座（こうざ）でした。
なお、淀川（よどがわ）河川（かせん）レンジャー事務局（じむきょく）のホームページを開（ひら）いていただくと、最新（さいしん）の河川（かせん）レンジャーの活動（かつどう）情報（じょうほう）や参加（さんか）申（もう）し込（こ）みの方法等（ほうほうとう）の情報（じょうほう）が得（え）られますので、ぜひ、みなさんもホームページにアクセスしてみてください。

発表（はっぴょう）資料（しりょう） はこちら（PDF）