イベントレポート
田んぼの四季2021~田んぼで学ぶSDGs~ ⑥⑧
「田んぼの四季2021」の第6回「脱穀・菰編み」と第8回「籾摺り・精米」が、11月7日(日曜日)に実施されました。参加者は、16名でした。
今回も、講師は大阪市エコボランティアの 忍 喜博さん(左) と 中谷 憲一さん(右) です。
最初に、江戸時代の脱穀を示した絵を見せてもらいました。
右は、今もなにわECOスクエアにある唐箕という籾摺りの道具です。
その後、田んぼに出かけました。
まず、稲架(はざ)に干し乾ききった稲束をはずして脱穀機まで運びます。
運んだ稲束を順々に機械にのせ、穂が刈られていくようすを見学しました。
続いて、レンゲの種まきをしました。
レンゲの根には根粒菌ができます。根粒菌には植物の三大栄養素のチッソ、リン、カリウムのうちのチッソを多く含んでいて、昔から、稲刈りが終わった後に田んぼにレンゲを蒔きます。来春に花が咲いた後田んぼに漉き込み、肥料にするためです。
その後、農事小屋の広場に行き、籾摺り(写真左)と精米(写真右)の様子を見学しました。お米になるまでにたくさんの作業があり大変なことを改めて知ることができました。
次に、菰編みをしました。
家族とエコボラさんで、一台の作業機に向かい協力しながら、頑張って編みました。
樹木への菰の巻きつけは、エノキ、サクラ、クヌギの3本の木に巻きつけました。次回、来年2月の米講座で、中にどんな虫が入っているか調べます。
作業後、研修室にもどり、昔はどのように精米をしていたのかを、すり鉢、ボウル、1升瓶、牛乳瓶、ザルなどの容器に入れ、棒やいろんなボールでするという体験をしました。どの方法が一番いいでしょうか。
最後に、講師の中谷さんから今日見つけられた生き物の話を聞きました。
次回は、令和4年2月13日(日曜日)です。