★6月草木の日が、6月26日（土）に行われました。

　今回（こんかい）は「初夏（しょか）の草花（くさばな）を楽（たの）しもう」をテーマに、自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園内（えんない）の草木（くさき）の観察（かんさつ）とネイチャークラフトを行（おこな）いました。

　久（ひさ）しぶりの開催（かいさい）でしたが、常連（じょうれん）の方々（かたがた）の参加（さんか）もあり、定員（ていいん）いっぱいの開催（かいさい）となりました。

　はじめに「オオバコ」と「ヘラオオバコ」の違（ちが）いとその花（はな）や実（み）の出来（でき）かたの説明（せつめい）を聞（き）きました。

　続（つづ）いてクリの幼（よう）果（か）を触（さわ）って、柔（やわ）らかな棘々（とげとげ）の感触（かんしょく）を実感（じっかん）しました。

　次（つぎ）に、ネムノキの花（はな）を手（て）に取（と）って観察（かんさつ）しました。目立（めだ）つピンク色（いろ）は雄蕊（おしべ）の先（さき）であり、その中（なか）の一本（ほん）の雌蕊（めしべ）を探（さが）したり、つぼみの塊（かたまり）の中（なか）に１本（ほん）だけ飛（と）び出（だ）したつぼみを観察（かんさつ）したりして、ネムノキの面白（おもしろ）さを味（あじ）わいました。

　その後（あと）、咲（さ）き始（はじ）めた蓮田（はすだ）のハスの花（はな）を鑑賞（かんしょう）しました。ハスの葉（は）の上（うえ）では、水玉（みずたま）が転（ころ）がる様子（ようす）を見（み）ることができました。小（ちい）さな突起（とっき）が並（なら）んでいる葉（は）の構造（こうぞう）が水（みず）をはじくことや、ヨーグルトの内蓋（うちぶた）にもその構造（こうぞう）が利用（りよう）されていることなどを教（おし）えていただきました。

　次（つぎ）に、クヌギの実（み）（ドングリ）を観察（かんさつ）しました。今年（ことし）成熟（せいじゅく）するドングリと来年（らいねん）に成熟（せいじゅく）する幼（よう）果（か）を一緒（いっしょ）に見（み）ることができました。

　その後（あと）、アラカシの葉（は）を使（つか）ってギザギザに切（き）れる様子（ようす）をみんなで体験（たいけん）し、子供（こども）たちも楽（たの）しんでいました。

　続（つづ）いてザクロの花（はな）を観察（かんさつ）しました。下（した）が膨（ふく）らんだ雌花（めばな）とふくらみの小（ちい）さな雄花（おばな）の見分（みわ）け方（かた）を教（おそ）わりました。

　最後（さいご）にハンゲショウを観察（かんさつ）しました。雑節（ざっせつ）にある半夏生（はんげしょう）との関連（かんれん）や葉（は）が半分（はんぶん）白（しろ）くなるところから半（はん）化粧（けしょう）とも言（い）われているなど命名（めいめい）の所説（しょせつ）を聞（き）きながら、花（はな）が終（お）わる頃（ころ）には白（しろ）い部分（ぶぶん）も元（もと）の緑色（みどりいろ）に戻（もど）ることなどを教（おし）えていただきました。

　観察（かんさつ）の後（あと）は、ミニクラフトです。今回（こんかい）はシュロの葉（は）を使（つか）ってカタツムリを作（つく）りました。みなさん、２つ３つと楽（たの）しんで作（つく）っておられました。