校内における生き物探し（高殿小学校）

　令和（れいわ）３年（ねん）６月（がつ）８・９日（にち）（火曜日（かようび）・水曜日（すいようび））に、旭区（あさひく）にある大阪（おおさか）市立（しりつ）高殿（たかどの）小学校（しょうがっこう）で「校内（こうない）における生（い）き物（もの）探（さが）し」講座（こうざ）を実施（じっし）しました。

　講師（こうし）は、動物（どうぶつ）担当（たんとう）が鈴木（すずき）真裕（まさひろ）先生（せんせい）（大阪（おおさか）府立（ふりつ）大学（だいがく）大学院（だいがくいん）客員（かくいん）研究（けんきゅう）員（いん）兼（けん）滋賀（しが）県立（けんりつ）琵琶湖博物館（びわこはくぶつかん）特別（とくべつ）研究（けんきゅう）員（いん））、植物（しょくぶつ）担当（たんとう）が石井（いしい）真弓（まゆみ）先生（せんせい）（大阪市（おおさかし）エコボランティア）です。

　はじめに、講師（こうし）とスタッフの紹介（しょうかい）を行（おこな）い、生（い）き物（もの）探（さが）しの方法（ほうほう）や注意（ちゅうい）について話（はなし）がありました。その後（あと）、学習（がくしゅう）園（えん）・中庭（なかにわ）東側（ひがしがわ）・中庭（なかにわ）西側（にしがわ）にわかれて生（い）き物（もの）探（さが）しを行（おこな）いました。

たくさん見（み）つけよう！

講師（こうし）の先生（せんせい）とともに

　教室（きょうしつ）にもどって。まずは生（い）き物（もの）の同定（どうてい）です。一人一人（ひとりひとり）が図鑑（ずかん）を見（み）ながら取（と）ってきた生（い）き物（もの）の名前（なまえ）を探（さが）します。わからないときは、講師（こうし）の先生（せんせい）に聞（き）きます。

　次（つぎ）に、講師（こうし）の先生（せんせい）から動物（どうぶつ）と植物（しょくぶつ）のお話（はなし）を聞（き）きます。

　動物（どうぶつ）担当（たんとう）の鈴木（すずき）先生（せんせい）からは、昆虫（こんちゅう）は６本（ほん）足（あし）の生（い）き物（もの）であることと種類（しゅるい）によって見（み）つかる場所（ばしょ）が違（ちが）っているという話（はなし）がありました。また、見（み）つけた生（い）き物（もの）をカメラで大（おお）きく拡大（かくだい）して見（み）せてもらいました。

　植物（しょくぶつ）担当（たんとう）の石井（いしい）先生（せんせい）からは、植物（しょくぶつ）の様々（さまざま）な繁殖（はんしょく）の方法（ほうほう）についての話（はなし）がありました。コモチマンネングサは種（たね）で増（ふ）えるのではなく、むかご（わき芽（め）が養分（ようぶん）を貯（たくわ）え肥大（ひだい）化（か）した部分（ぶぶん））が地面（じめん）に落（お）ちて増（ふ）えていきます。また、ナガミヒナゲシは、花（はな）が咲（さ）いた後（あと）の果実（かじつ）の中（なか）にたくさんの小（ちい）さな種（たね）があり、それが風（かぜ）に飛（と）ばされて広（ひろ）がり増（ふ）えていきます。

　最後（さいご）に、「生（い）き物（もの）は、見（み）つけようと思（おも）って見（み）ないとなかなか発見（はっけん）できません。これからは、意識（いしき）して生（い）き物（もの）を見（み）つけるようにしてもらえたらうれしいです。」と、講師（こうし）の鈴木（すずき）先生（せんせい）が話（はな）されました。