なにわエコスタイル
学ぶ・伝える環境講座「どうなってるの?SDGsと海洋プラスチックごみ」第3回講座「野鳥園臨港緑地で海洋ごみ調査」
エリア:
その他
 カテゴリ:
環境マインドを育てる連続講座
2019年11月16日 土曜日

最近ニュースなどでよく目にするようになった「SDGs」と「海洋プラスチックごみ」をテーマにした5回シリーズの環境講座の第3回講座として、「野鳥園臨港緑地で海洋ごみ調査」を開催しました。

講師はNPO法人南港ウェットランドグループの皆さんです。

野鳥園臨港緑地やごみ拾いの方法について説明を受けた後、普段は入れない野鳥園の湿地に入り、大阪湾から漂着した海洋ごみを拾って清掃活動とごみ調査をしました。

湿地に入ると足の踏み場も無いほどにたくさんのごみが漂着している状況が見られました。

参加者の中から代表者を募って、2m×2mの範囲の中のごみを30分間拾い、清掃活動と同時どんな種類のごみが何個落ちているのかを数え記録しました。

ごみ拾い活動後、ごみ調査の結果を全員で確認しました。

結果は、2m×2mの範囲から

ビン3個、カン3個、ペットボトル42個、ペットボトルのふた94個、レジ袋23個、お菓子・食品の袋189個、プラスチック容器71個、プラスチックストロー32個、発泡スチロール81個、プラスチックの破片369個が数えられ、そのほかゴルフボール、ライター、植木鉢、ペン、くつ、危険なごみとしてカッターナイフの刃、注射針、ガラスの破片なども見つかりました。30分では時間が足りずまだまだ拾いきれていないごみもあるようでした。

お菓子・食品の袋、ペットボトルのふた、プラスチック容器など、私たちの生活の中で使われているプラスチック製品が多く、それらが劣化してボロボロになってできたプラスチックの破片が拾いきれないぐらいにたくさんあり、大きさ5mm以下のマイクロプラスチックと考えられる色とりどりの破片も見つかりました。

その後室内に戻り、大阪湾の海洋ごみはどこから来てどこへ行くのかを考えるワークショップを行いました。グループに別れ、海洋ごみの発生源とその予防策を考え発表してもらいました。

町のポイ捨てを減らすこと、花火のごみはきちんと持って帰ること、山などで不法投棄をなくすため監視をもっと強化すること、買い物をするときは必要なものを必要な分だけ買うことなど意見が出ました。海ごみは海で発生するものは少なく、大部分が陸から出たごみで、川などを通じて海へ流出します。身近なところに発生源が色々あることに気がつきました。

大阪湾に流れ出したごみが、太平洋に出ると、黒潮に乗って太平洋の真ん中ミッドウェー諸島のあたりまで流れていくこと、海鳥や野生生物にもプラスチック汚染の被害が出ていることなど、野鳥園ならではの野鳥の話を交えた解説がありました。

ごみ拾い活動を続けていくことの大切さ、そして海洋ごみの現状をもっと周りに伝えていかなくてはならないことを実感した講座になりました。