なにわエコスタイル
市民環境大学 第3回
地球温暖化の「緩和」と「適応」を知ろう
エリア:
鶴見区
2018年08月26日 日曜日

市民環境大学第3回は、地球温暖化の「緩和」と「適応」を知ろうというテーマで、二人の講師によるセミナーと、新聞紙で作れる簡単スリッパのワークショップという盛り沢山な内容でした。

はじめに、大阪管区気象台地球環境・海洋課、地球温暖化情報官の楠田雅紀氏より、温暖化の「いま」と「これから」というテーマでお話いただきました。

まずは、この夏の異常な暑さから始まり、熱中症や猛暑日について、災害を引き起こすほどの雨の降り方などの身近な話題から、環境全体へと話が進んでいきました。
地球温暖化の原因や、気候変動に対する気象庁のデータを紹介していただき、大阪では、すでに「いま」が100年前より2℃近く平均気温が上昇していることや、今世紀末には4.2℃の上昇が予測されていることを学びました。

温室効果ガス(CO2)を将来どれくらい排出するか?によって、地球の未来は変わるということも、データを見ながら、詳しく説明していただきました。
厳しい温暖化対策をとれば、-1.5℃と、平均気温を下げることもできるのです。

気候変動のリスクはすでにあらわれていて、皆さんもこの夏の水害、台風、土砂災害、高潮・高波、高温による熱中症など、さまざまな気候の変化を実感されたことでしょう。
温温暖化対策について、私たち一人一人が考え、実践すること、そして周りの人たちにも広めていくことが地球の未来を決めるのだと、自覚させられたお話でした。

次に、NPO法人エコサイクルネットワーク代表理事の小玉敏子氏から、「適応」のひとつ、災害に備えよう①というテーマで、災害への備えについて、有意義なお話をしていただきました。

地球温暖化の緩和・適応策として、CO2を減らすこと、節電やゴミ減量、食品ロスをなくすことなどの大切さをお話いただき、さらには災害時の具体的な行動や、準備するもの、在宅避難などについてもお話いただきました。

会場には、電気、ガス、水道などライフラインが止まった時のために必要なものや便利なものが展示され、その使用法や作り方など詳しく説明していただきました。

段ボールで作った簡易トイレや、レジ袋で作ったおむつカバーなど、参考になるものがたくさん展示されています。

ツナ缶のランプ。
1時間以上灯せるそうです。

懐中電灯の光をビニール袋やペットボトルで広げます。
作り方や使用法もいろいろ紹介してくださいました。

驚いたのが、新聞紙で作るテント。
プライバシーのない避難所などで、着替えや簡易トイレを置いたりする時に使えそうです。
新聞紙をきつく巻いてパーツを作り、組立てます。
三角形のパーツを組立てた後、紙を貼れば目隠しになり、軽いので持ち運びもできます。

2つのセミナーが終わった後、新聞紙でスリッパを作るワークショップを行いました。
地震の後など、割れ物が散乱し、部屋の中を素足で歩けないことがあるので、新聞紙で簡単に作るスリッパは役に立ちます。
作り方の説明を聞いて、さっそく皆さんが折り始めます。
あまりにも簡単すぎて、びっくり!
でも、できあがったスリッパはしっかり足を守ってくれる役目を果たしてくれるでしょう。

次回は9月30日(土)10時から第4回目、同日13時から第5回目の市民環境大学を行います。