なにわエコスタイル
大正区の昭和山で冬の自然観察会を開催しました。
エリア:
大正区
 カテゴリ:
地域での環境学習
2019年12月28日 土曜日

大正区の昭和山で冬の自然観察会を開催しました。

大正区の小学生親子36名が参加しました。

講師はカマキリ博士こと渡部 宏さん(昆虫科学研究センターISRC)です。


今日は冬越しの虫たちの様子を観察するため、まずは虫たちがどうやって冬をすごしているか室内でクイズをして考えました。カマキリはどうやって冬を過ごすのかな?バッタは?トンボは?セミはなぜ土の中で何年も幼虫の姿で過ごしているの?など子ども達や保護者の大人も一緒にクイズに答えていました。
バッタの仲間のツチイナゴは成虫で冬をすごします。小さいときは草木と同じ緑色をしていて、天敵から隠れるようになっていますが、大きくなると茶色や黒っぽくなります。これは成虫になる秋や冬の時期になると草木が枯れて茶色い色が増えることと、寒い冬でも黒っぽい色の方が光を吸収して体温が上がりやすくなるためだそうです。

その後、昭和山へ移動し、カマキリ博士と一緒に冬越しの虫たちを探しました。さっそく子ども達が木に産みつけられていたハラビロカマキリの卵を発見しました。夏に同じ場所で観察会をしたときにハラビロカマキリが何匹も見つかっていたこともあり、今回は公園のあちこちに卵が見つかりました。

地面の草や落ち葉をかき分けるとモリチャバネゴキブリというゴキブリがよく出てきました。お家に出てくるゴキブリはあまりイメージが良くないですが、森に棲んでいるゴキブリたちは、落ち葉や生き物の死骸などを食べて土に返す役割を担っていて、そうした土で木や草が育っているとカマキリ博士からお話しがあり、皆さんゴキブリの見方が変わったようでした。



石の下にはダンゴムシやハサミムシ、クマゼミの幼虫やカタツムリ、ムカデなど色々な小さな生き物が見つかりました。観察前のお話に出てきたツチイナゴも見つかりました。

こんな寒い冬の時期に虫なんているの?と思っている方も多いですが、予想以上にたくさんの虫達が見つかりました。虫達は色々な姿や形で工夫して冬越しをしていることを学んだ講座になりました。