なにわエコスタイル

ロゴの説明
幼児期は体験を積んでいくことが学び
エリア:
住吉区
 カテゴリ:
人材育成講座
2017年09月11日 月曜日

今回の「幼児期指導者向け研修講座」の場所は住吉大社の近くで、閑静な住宅街の中になる環境に恵まれた市立住吉幼稚園でした。幼稚園の園庭は広く、遊具もあり、稲作や畑やザリガニの池、大きな藤棚があり非常に環境に恵まれたところでした。

まず園庭では、菅井先生が黒い布を取り出し、園児達に探してきてもらった葉をその上に並べて行きます。先生は虫食いの葉を取り出し、その葉の違いを園児達に想像させ発言させます。

次に先生は市松模様の布を広げその小さな四角の中に入る自分の好きな物を見つけてくる様に指示をすると、市松模様の布の上にすっぱり入る柿や金柑やみかんや石やセミの抜け殻、バッタがあっという間に集まりました。園児達は先生の話を食い入る様に聞いては自発的に発言していきます。ほぼ45分程度でしたが、園児達から興味がある物をどんどん引き出してゆく言葉の力に圧倒されました。

次は参加した先生が園庭で園児達が集めてきた実や葉や虫がどこから取ってきたか園児達の軌道をたどってゆく講義でした。

園庭にはシュロの木があり、シュロはシュロ縄、タワシやホウキになる事を知らない人が多く、自然と暮らしとの関わりを見つける事ができました。

市松模様の布は先生の舞台装置であり、これを利用するだけで子供達の視点がぎゅっと凝縮され、さらにカメラで撮影すると子供たちには印象づけられ、価値が上がるとのこと。



午後からは室内での講座です。

先生は、『幼児期は体験を積んでいくことが学びである、「何を感じ、何を考え、何をとらえる」か、一つ一つが大事である。散歩=直接自然に触れる事であり、散歩の仕方(質)を高めることで、出会いや発見や気付きにつながる。住吉大社が近隣にあり、イチョウの巨木(生きている化石)があり、直接自然に触れる体験し、驚きや自然への畏敬を感じ、「生きているんだなぁ」と命の実感が湧く。

落ち葉はごみと言ってしまうと捨てるしかないけれど、ダンゴ虫の餌となり、肥料となり堆肥となる。ごみが宝になり、価値が高まる。』とおっしゃいました。

また、池を描いた布で説明して下さいました。「トンボ3匹、カエル5匹、スイレンがある。それは現象であり、トンボがいるならヤゴがいるヤゴが食べる魚もいる、カエルがいる水の中にはオタマジャクシがいるであろう。見えない所をみようとする想像力を刺激できる。

目を向けている小さな世界だけではなく、その奥につながる非常に大きな世界の窓を開くことは子供の心の窓を開くことにつながることを、私たちはとらえる必要がある。」

子供達の好奇心が尽きない様子と、先生方の熱心に学ばれる姿が印象的でした。

主催:大阪市環境局
運営:環境事業協会・あだーじょ企業共同体